Potential episode-3 こたえ ――守るもの、守られるもの―― あとがき
終わった〜〜〜っっ!!!! (思わず太字(笑))
ヒロインが持ってしまった「力」について書いてきた「Potential」三部作もなんとか書き終わりまして、ホッとしています。
実はこの話、最初の「Sculptured amethyst」を書き終えた時には既に、大まかなストーリーが頭の中にありました。
『術が解けた後、ヒロインの本体が封じられていた珠はどうしよう?』と考えて『ヒロインの身体の中に取り込まれた事にする』と決めたんですが、その時に思いついたのです。
『珠には相当の法力や神通力が送り込まれてるんだから、ヒロインになんらかの能力が芽生えても不思議じゃないな』と。
その力をコントロールできてしまうと、あまりにも都合が良くなり過ぎてしまうので、こういう形にしました。
三部作にすることもその時点で決めていましたが、この話を書くには三蔵とヒロインがくっついていなくてはならなくて……
「やっと書けたよ〜〜!」って感じです。
こういう話ですので、観世音菩薩様にもご足労願ったわけですが、ああ、この人って本当に難しい……
でも、好きなキャラなので頑張りました。
あと「オン マ ニ ハツ メイ ウン」の漢字が機種依存文字を含んでいてカナ表記にせざるを得なかったのが残念。
三部作の最後ということで、ずっと引っ張ってきていた謎の解明やら、キャラの気持ちの整理やら、しなければならないことが多く、書き上げるまでにかかった時間や労力は今までで一番だったかもしれません。(そういえば、書いてる途中でパソが壊れてくれて、「バックアップ取ってない!!」と真っ青になったという事件もありましたっけ……)
本当に書き上げることができるのかと不安で仕方ない時もありましたし、設定とか、文章の書き方とか、自分の未熟さをいろいろと思い知らされた話でした。
楽しんでいただけていれば幸いです。